多様な過ごし方を受け入れる食堂
あいそめクリニック | デザインについて
ロゴデザインと館内サイン
クリニックを象徴するロゴデザインは、「生活を包む」というクリニック全体のコンセプトにもとづき、漢方の生薬のひとつである桂皮の花と、それを包む薬包紙をあしらったものになりました。薬包紙の輪郭線はあえて手書きで揺らいだ線とし、何度も検討した線から選び取ったうえで決定しました。生薬のイラストは桂皮の花以外にも作成し、WEBなどで生薬の紹介をするのにも使われています。通りに面した窓につけるサインにはこれらのイラストが使われ、漢方クリニックであることをさりげなく街に伝えています。
診察室からトイレのサインに至るまで統一したサイン計画とし、施設全体で違和感なく過ごせるように配慮しました。メインとなる入口正面のサインは、アクリル板の裏面の塗装と表面のカッティングシートによる仕様とし、僅かな厚みのなかでの立体感を生み出しました。
遊び心のあるショップツール
配布系ショップツールは、ショップカード・診察券・A4リーフレットをご用意しました。
なかでもショップカードは薬包紙の折り方に沿った点線があしらわれ、順番通りに折っていくことでだれでも薬包紙が折れるようになっています。
WEBサイト
WEBサイトはIRORIの細田佑介さんにご協力いただきながら、「生活を包む」というデザインコンセプトと、中西院長の温和な人柄を伝えるためのレイアウトやモーションの表現としました。「漢方のおはなし」というコーナーを作ることで、初めての方にも漢方を身近に感じていただけるように工夫しています。
写真はわたしたちの施設の多くも撮影してくれている、馮 意欣さんにお願いしています。
馮さんの写真はいつも、ふとした日常の瞬間を絶妙な空気感とともに伝えてくれます。
あいそめクリニックWebサイト
概要
期間 | 2019年12月〜2020年5月 |
場所 | 東京都文京区千駄木 |
用途 | クリニック |
種別 | リノベーション |
面積 | 77.04㎡ |
体制
クライアント | 中西 幸子(あいそめクリニック院長) |
設計 | HAGI STUDIO(宮崎晃吉・児林 幸輔) |
グラフィックデザイン | HAGI STUDIO(上原 凛) |
WEBデザイン | 細田 佑介(IRORI) |
施工 | 松本 亮(TRUNK) |
写真 | 馮 意欣 |
PEOPLE
携わる人たち
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