
97年の歴史を持つ黒糖焼酎の新たな届け方
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台東区北部地域は、戦後から高度経済成長期にかけ、簡易宿所の存在と労働需要を背景に発展・賑わいをみせてきました。また、皮革産業の町工場が集積し、職住近接の街として栄えてきました。
しかし、労働需要や産業構造の変化により、空き家・空き店舗が増加したり、小売店舗数が減少するなど、まちの活力低下が懸念されています。
北部地域は、区内でも空き家・空き店舗等が多く存在する地域です。そこで、空き家・空き店舗等を活用するリノベーションの手法を用いて、地域産業である皮革等の産業や商店街の活性化、飲食店をはじめとした生活利便施設の誘導を図ることで、歴史・文化といった地域特性を活かしながら、都市計画マスタープランに掲げる将来像「人々が共生し住み働き続けられる便利なまち」の実現を目指していきます。
言問通り、国際通り、明治通り、隅田川に囲まれた台東区北東部の地域である。
【北部地域(グレー部分+黄色部分)】
日本堤1~2丁目、東浅草1~2丁目、橋場1~2丁目、竜泉3丁目、
千束3~4丁目、今戸1~2丁目、清川1~2丁目、浅草3~7丁目、
三ノ輪1~2丁目
北部地域の北東部に位置しており、台東区都市計画マスタープランでは「まちづくり推進重点地区」に指定されている。
【北部地区(黄色部分のみ)】
日本堤1~2丁目、清川1~2丁目、東浅草2丁目、橋場1~2丁目
様々な人や世代間交流のできる場となる拠点づくりや隠れた魅力を発信するなどの手段を創造するため、区、株式会社HAGISO、株式会社グランドレベルによる「まちの編集室」を結成し、下記の活動を行っております。活動内容として、勉強会やタブロイド発行、フリーコーヒーなどの軒先屋台を行いました。これらの活動を通じ、空き家・空き店舗の所有者と本事業に賛同してくれる事業者のマッチングを推進していきます。
本エリアの情報を知るべく、グランドレベルのチームと共にフリーコーヒーやワークショップの行える屋台を路上やお店の軒先を借り、展開しました。屋台を広げ滞在することを繰り返し、情報発信拠点の場所となる候補の場所を探しました。
本事業への理解促進やまちづくりに興味のある人材の発掘を目的とし、リノベーション型まちづくりの先進的な取組みをテーマにした講演会と意見交換等を行いました。本事業における将来的な空き家の活用方法や地域に根ざしたコミュニティ形成について、具体的に活躍する方をゲストに地域の方を対象に広報を行い開催しました。
また奥浅草の革物の祭典「A-ROUND」に併せて空き家での革物のWS、空き家内覧ツアーを開催し、開業希望者や地域住人との情報交流を行いました。
北部地域の魅力の発信、まちづくりに興味のある人材の発掘及び本事業の紹介を目的とした情報紙を作成し、本庁舎や地域の区有施設及び周辺の郵便局等にて配布を行いました。まちで活動する方々の取り組みや思いなどとともに、リノベーション型まちづくりの取組み状況について定期的に情報を発信しました。
さらに2024年度には今戸1丁目に拠点を置く株式会社クオーターバックと協働で、「浅草北部地域で働く読本」を発行しました。未だ広く知られていない北部地域の特徴や魅力を発信するため、事業者への方のインタビューを中心に地域の情報を発信しました。
2025年以降も地域の魅力を発信するウェブマガジンを協働制作・配信予定です。
業務範囲 | リノベーション型まちづくり補助業務 |
設計期間 | 2021年4月-2025年3月 |
対象地 | 東京都台東区 |
クライアント | 台東区 |
共同受託者 | 株式会社GROUND LEVEL(田中元子・大西正紀・江本 珠理) |
担当 | 柳スルキ(元HAGISO)・田坂創一・釆奈菜子・藤原彩花・宮崎晃吉(HAGISO) |
グラフィックデザイン | 末吉祐太・星明日美(HAGISO) |
携わる人たち
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