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タイトーキタリズム

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台東区北部地域は、戦後から高度経済成長期にかけ、簡易宿所の存在と労働需要を背景に発展・賑わいをみせてきました。また、皮革産業の町工場が集積し、職住近接の街として栄えてきました。
 しかし、労働需要や産業構造の変化により、空き家・空き店舗が増加したり、小売店舗数が減少するなど、まちの活力低下が懸念されています。
 北部地域は、区内でも空き家・空き店舗等が多く存在する地域です。そこで、空き家・空き店舗等を活用するリノベーションの手法を用いて、地域産業である皮革等の産業や商店街の活性化、飲食店をはじめとした生活利便施設の誘導を図ることで、歴史・文化といった地域特性を活かしながら、都市計画マスタープランに掲げる将来像「人々が共生し住み働き続けられる便利なまち」の実現を目指していきます。

● 北部地域について

言問通り、国際通り、明治通り、隅田川に囲まれた台東区北東部の地域である。
【北部地域(グレー部分+黄色部分)】
日本堤1~2丁目、東浅草1~2丁目、橋場1~2丁目、竜泉3丁目、
千束3~4丁目、今戸1~2丁目、清川1~2丁目、浅草3~7丁目、
三ノ輪1~2丁目

● 北部地区について

北部地域の北東部に位置しており、台東区都市計画マスタープランでは「まちづくり推進重点地区」に指定されている。
【北部地区(黄色部分のみ)】
日本堤1~2丁目、清川1~2丁目、東浅草2丁目、橋場1~2丁目

様々な人や世代間交流のできる場となる拠点づくりや隠れた魅力を発信するなどの手段を創造するため、区、株式会社HAGISO、株式会社グランドレベルによる「まちの編集室」を結成し、下記の活動を行っております。活動内容として、勉強会やタブロイド発行、フリーコーヒーなどの軒先屋台を行いました。これらの活動を通じ、空き家・空き店舗の所有者と本事業に賛同してくれる事業者のマッチングを推進していきます。

勉強会(まちセッション)の開催

本事業への理解促進やまちづくりに興味のある人材の発掘を目的とし、昨年度に引き続き、リノベーション型まちづくりの先進的な取組みをテーマにした講演会と意見交換等を行いました。本事業における将来的な空き家の活用方法や地域に根ざしたコミュニティ形成について、具体的に活躍する方をゲストに地域の方を対象に広報を行い開催しました。

軒先屋台(フリーコーヒー)

本エリアの情報を知るべく、グランドレベルのチームと共にフリーコーヒーやワークショップの行える屋台を路上やお店の軒先を借り、展開しました。屋台を広げ滞在することを繰り返し、情報発信拠点の場所となる候補の場所を探しました。

地域密着型メディア「タイトーキタリズム」の発行

北部地域の魅力の発信、まちづくりに興味のある人材の発掘及び本事業の紹介を目的とした情報紙(タブロイド)を作成し、本庁舎や地域の区有施設及び周辺の郵便局等にて配布を行った。1号を発信する前段階として、「タイトーキタリズム」を定着させるべく0号の発信を行った。具体的な活動に伴い、その様子や地域の方々へのインタビュー等を通じ、以下の内容について周知を行った。

概要

業務範囲リノベーション型まちづくり補助業務
設計期間2021年4月-2024年3月
対象地東京都台東区

体制

クライアント台東区
共同受託者株式会社GROUND LEVEL(田中元子・大西正紀・江本 珠理)
担当柳スルキ・田坂創一・宮崎晃吉(HAGISO)
グラフィックデザイン末吉祐太(HAGISO)

PEOPLE

携わる人たち

柳 スルキ

HAGISO | KLASS/コミュニティマネージャー

台東区北部でフリーコーヒーなどを通じ、まちのエネルギッシュな人たちとの出会いが絶えません。

末吉 祐太

HAGISO | グラフィックデザイナー

田坂 創一

HAGISO | 設計部門マネージャー

同じ台東区でも、谷中とはまた違ったまちでとても魅力的です。空き家もたくさんありそうで盛り上がりそうな予感!

宮崎 晃吉

HAGISO | 代表取締役

ステレオタイプやイメージではなく、まちのリアルをあぶり出したい!とおもってます。

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