スワイプして
次の記事を見る

SCROLL

芸術と社会:諷刺/フィクション/やぶにらみ

2013年3月19日
@HAGI ART

「ハギエンナーレ2013」に関連して木原進氏(四谷アート・ステュディウム運営スタッフ/研究員)企画のトークイベントを開催します。どなたでもご参加いただけます。

一見すると、平穏な雰囲気と景気のいい話が世間を覆いはじめていますが、
一皮むけば不安定な基盤が露出し、社会的なコンフリクトがそこかしこから漏れ出しています。
こんな状況に対して、ただ反射的に行動すればいいわけでもなく、行動の動機と結果を考えなければ、新たなコンフリクトを招くだけでしょう。

とはいえ、考え過ぎて手が動かなくなることもまた事実…。

今、私たちには、運動神経を最大限に活かして、行動、制作するための手段と抜け道を手に入れることが必要なのではないでしょうか。

古来、文化から政治や社会への応答手段のひとつとして「諷刺」という表現がありました。

古代ギリシャの時代から、社会諷刺としての悲喜劇があり、明治以降の混乱期にあった日本でも、諷刺漫画がたくさん描かれました。
諷刺が、劇場や新聞などのメディアと結びついて、政治や社会に影響を与えていたことはご存知の通りです。

臨機応変に、社会的なコンフリクトをとらえていく眼差しとしての諷刺は、現在を生き抜く戦法になるはずです。
諷刺表現を避けるという判断も含め、作品/行動が社会においてどのように作用してしまうかをふまえつつ、
今この状況下において諷刺表現は機能しうるか、検討議論します。

ハギエンナーレ2013のコンセプトにある「“Third Life”=「余剰」がすくいとれるものは何か」という問いへの応答として、
日常的な眼差しでは捉えにくいような社会の歪みやコンフリクトーー社会の余剰をすくいとる手段としての「諷刺」も考えてみたいと思います。

石川卓磨|いしかわ・たくま
1979生まれ。美術作家/批評。
主な展覧会=渡辺泰子企画グループ展「地上より」(2013年、GALLERY SIDE 2)、世界と孤独Vol.2 石川卓磨展(2012年、日本橋タカシマヤ6階美術画廊X)、似て非なるもの|Similarity and Unsimilarity(宮下さゆりとの2人展、2012年、TALION GALLERY)。
主な評論=「クリストファー・ウィリアムスのリンゴ 」『所沢ビエンナーレ「引込線」2011』、「折り返される場所 “アメリカ抽象絵画の巨匠バーネット・ニューマン”展」『美術手帖』2010年11月号

本折浩之|もとおり・ひろゆき
文筆家、企画家、コピーライター、構成作家。急進美食連合「在特会総本舗」代表。
著書に『進化しすぎた新種生物ファイル』(PHP研究所)、 『作家と温泉』(河出書房新社/共著)等。朝日放送「ビーバップ!ハイヒール」新種生物カシコブレーン。
急進美食連合「在特会総本舗」につい ては以下参照。http://twitter.com/ztk2100

木原進|きはら・すすむ
1975年生まれ。エンガワ主宰。四谷アート・ステュディウム運営スタッフ/近畿大学国際人文科学研究所研究員。
造形作家をサポートしながら、芸術の生産流通基盤に関わっている。主な施工監理=《HOUSE BEYOND》《なかつくに公園》など。
主な展覧会プロデュース=「GREEGREE展」「作品ホームステイ(灰塚アースワークプロジェクト)」「Expanded Field/拡張されたフィールド――流出と制御」など。
http://artstudium.org/

RELATED
INFORMATION

関連情報