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「街とナラティブ」

「街とナラティブ」
東京藝術大学美術学部油画専攻1年宮本ゼミ
 市川開理、⽚岡恋奈、龔惠雅、清⽔翔太、鈴⽊武瑠、⽥勢梨佳、
 徳⽥あかり、浜村周太朗、藤⽥理菜、森あおば

2025年6月17日[火]ー 6月29日[日]
@HAGI ART
火水木は12:00~17:00/金土日は12:00~20:00


入学したばかりの油画1年生の9人に、「街とナラティブ」をテーマに、絵とコラムを書かせる課題を出しました。

アーティストは物理的にも精神的にも越境を常としますが、いくつもの異文化を通り抜けることで明確になるのはつまるところ、彼・彼女自身の母語やローカルな文化、生まれ育った地域、家庭や教室のありようだと思っています。

啄木が東北訛りを聴きにきた上野はいまや昔。SNSが誘発するツーリズムの欲望が都市の風景を一変させ、国際移民はすでに世界人口の3.6 %に達しました。世界が交流し混ざり合うほどに、個々人が剥がすことができないルーツやアイデンティティをどう扱うかは、表現の領域において今後ますます重要なトピックスになっていくでしょう。

制作期間は2週間。芸大生たちは自分の絵にどんな街や家族の成り立ちを見出すでしょうか。9つ街の物語を、彼・彼女らがこれからアーティストとしての素地をつくっていくこの街=谷根千に掲げます。

宮本武典(東京藝術大学准教授)



イベント|学生による自作解説リレートーク&公開講評会「わたしの絵と街のはなし」

     日時=6/20[金]19:00〜20:30/入場料=500円(ワンドリンク代込)

企画協力|HAGISO inc.
演習サポート|山崎千尋、銀山めい

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