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「鋸南町プロポを振り返る会」の内容を公開

2021年4月29日にオンラインで行われた「鋸南町プロポを振り返る会」の内容および参加者の応募案を公開いたします。
もともとは2021年4月に公募され審査がなされた「鋸南町都市交流施設周辺整備設計業務委託プロポーザル」に応募案を提出した参加者のみにとどめる主旨で企画した試みでありましたが、
イベント自体の学びの多さ、今後のプロポーザルの発注者や応募者にもぜひ共有したい内容が多かったため、今回参加者の皆さまのご協力のもと公開させていただくことになりました。
応募案の提供を16組、当日のオンラインイベントには40名以上の方にご参加いただける盛況となりました。
このような試みが昨今の公共案件で取り組まれるコンペ/プロポーザルが、より透明性をもって、かつそこで交わされた議論がより将来の公的な財産につながる動きの一助となればと願っております。
今回「振り返る会」の開催に賛同いただき、貴重な資料の公開に同意いただきました皆さま、イベントで的確なご助言をいただきました青木淳様、
公益を重んじ本イベントにご参加いただいた審査員の皆さま、資料公開を承認いただきました鋸南町様のご協力に深く感謝いたします。
また、本プロポーザルで最優秀案に選ばれた設計者の皆さまと鋸南町における本プロジェクトの成功を切に祈念いたします。

イベント参加者による応募案(PDF)

*「002_ASA設計共同体」案は非公開

イベントの動画

イベント開催時の告知内容

開催動機
2021年4月に公募され審査がなされた「鋸南町都市交流施設周辺整備設計業務委託プロポーザル」は、応募要綱で示された審査のポイントの独自性や、応募のハードルが比較的低かったことから、若手建築家を中心に注目をあつめたプロポーザルでした。 結果公正に審査が行われ二次審査を経て最優秀者が決定したものと思われますが、4月15日現在では最優秀者と優秀者の商号が発表されるのみであることから、他応募者にとってはいくばくか消化不良の状態となっています。 そこで、プロポを振り返るとともに、これからのコンペ/プロポーザルのあり方に関しても思いを巡らす会を企画したいと思います。
(*その後4月30日に最優秀案の応募案と審査委員長による審査評が公開
https://www.town.kyonan.chiba.jp/soshiki/6/0005576.html

目的
・当プロポへの応募を、当落の結果だけでなく学びとして昇華させることで供養する。
・このプロポーザルで求められていたことは何だったか、応募者が期待したものは何だったのかということを通じて、現代のコンペ/プロポーザルで何が有用なのかということをポジティブに議論する。

開催方法
オンライン(zoom)

日時
2021年4月29日(木・祝) 午前10時-12時

参加者
本プロポ応募者の皆さん
司会:宮崎晃吉(HAGI STUIDO) , 小泉瑛一(about your city), 新堀学(新堀アトリエ一級建築士事務所)
メンター:青木淳(AS)

参加資格
当該プロポーザルへ応募したチームのメンバーであり、応募案の共有に同意する方 (公開イベントではありません)

参加手順
1.フォームに応募データをアップロード
2.幹事よりイベントzoomリンクと応募案を保管するgoogleドライブのリンクをメールにて送付 3.イベント当日に参加(当日参加できない場合は録画を共有します。)

イベント内容
・コンペ自体についての感想。期待したものを共有
・自分以外の応募案を取り上げながら、可能性を示唆
・各提案のプレゼンテーションはありません。事前に他の応募者の案に関しては眺めておいてください。

応募案の著作権等に関して
・募集要項にはP.8(10)「参加者は、本プロポーザルに提出した書類等を雑誌、広報誌、その他一般の閲覧 に供する場合は、事務局の許可を得ること」と記載があります。
・事前に鋸南町に対して下記の電話質問をしたうえで、回答をいただいています。
①応募案をHP・SNS上で一般公開してもよいか →一般公開してもよい。公開時期についても特に規定はない。
②他の応募者と応募案を共有し、意見をもらう会を開いてもよいか →問題ない。提出した設計事務所の責任に委ねることとする。

注意事項
・参加資格に同意する場合は、応募チーム全体にその旨を共有し、同意を得たものとみなします。
・当該プロポーザルの枠組みを批判するためのものではなく、未来志向の機会です。
・本イベントは非公開のzoomイベントとして企画しますが、内容が今後のコンペ/プロポーザル開催に役立つような内容であった場合、収録した上で一般公開することも視野に入れています。
その際は、応募要項の記載に従って事前に鋸南市に対して公開の可否を打診します。
参加者の皆さんにおかれましては、応募案が一般に公開される可能性に関してもご同意の上で参加をお願いします。

PEOPLE

携わる人たち

宮崎 晃吉

HAGISO | 代表取締役

多くの人が想いを込めて応募するプロポーザル。多くの案が採用されないわけですが、供養が必要ですよねw。明日への学びに変えるオンラインイベント。

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