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インナー・ランドスケープス、トゥルク

2016/10/18 – 11/06
@HAGI ART

この企画は、フィンランドの写真家マルヤ・ピリラと日本の陶芸作家ユニットSatoko Sai+Tomoko Kuraharaによるフィンランド・トゥルク市に暮らす9人の高齢者へのインタビューから始まったアートプロジェクトです。
過去20年に渡り、カメラ・オブスキュラの手法に特化した作品制作を続けるマルヤ・ピリラは、被写体の居室を“暗い部屋”へと変え、室内と屋外の風景が混ざり合う幻想的な光の反射の中で被写体を撮影。一方、崔と蔵原はそれぞれの被写体の過去を映し出す肖像としての陶器を制作、その内側にはアルバム写真や手紙、日記など、個人の歴史の断片が転写されています。
個々人や家族の記録がゆるやかにつながり、まちや人の記録を映し出すプロジェクトと関連イベントを開催します。

[オープニングレセプション]

2016年10月21日(金)18:00 – 21:00 (*ドリンクオーダー制となります)

[アーティストトーク]

2016年10月23日(日)10:45 – 11:30 / 10月30日(日)10:45 – 11:30

*オープニングレセプション、アーティストトークともに予約不要でどなたでもご来場いただけます。詳細はウェブサイトhttp://ils.saikurahara.comにてご確認ください。

[トークセッション]

2016年11月5日(土)14:00 – 16:00 会場:旧平櫛田中邸(台東区上野桜木2-20-3)

ゲストに「写真の町シバタ・プロジェクト実行委員会」の方々をお招きして、インナー・ランドスケープス・プロジェクトのメンバーとのトークセッションを行ないます。

*入場には事前申し込みが必要となります。詳細はウェブサイトhttp://ils.saikurahara.comにてご確認ください。

Satoko Sai + Tomoko Kurahara
陶芸作家ユニット
崔聡子:1976年千葉県生まれ。蔵原智子:1980年東京都生まれ。東京在住。共に多摩美術大学美術学部工芸学科にて陶芸を専攻し、2002年卒業と同時に共同制作を開 始。その後、2005年に崔は韓国へ留学、2002年~2005年に蔵原はフィンランドへ留学 (2005年ヘルシンキ芸術デザイン大学/現アアルト大学修士課程修了)。距離を隔てた活動 期間を経て、2006年より東京のアトリエに拠点をおく。2006年、滋賀県信楽陶芸の森アー ティスト・イン・レジデンスプログラム参加。 シルクスクリーンによる陶器への写真転写など、量産技術と手作業を組み合わせることで、 陶を素材に写真や版画のような複製芸術としての作品を制作。作品には、限定数生産する「コ レクション」、毎年発表する「イヤーズプレート」、ユニークピースとして制作するアート プロジェクト等があるほか、オーダーメイド制作も行なう。これまで日本とフィンランドで 展覧会を行い、作品を発表している。
www.saikurahara.com

Marja Pirila マルヤ・ピリラ
フォトグラファー
フィンランド・1957年ロバニエミ生まれ。タンペレ在住。 1986年、ヘルシンキ芸術デザイン大学写真学科にてBA、ヘルシンキ大学にてMS取得。 過去20年間に渡り、カメラオブスキュラ技法を特化した作品を制作する。フィンランド国 内外にて数多くの個展、グループ展を開催。作品は多くのパブリックコレクション、プライ ベートコレクションに所蔵される。1988年より、フィンランド国内外にて写真の講師を務 める。1988年~1990年、フィンランド・オウル州のRegional Artisit of Photographyに選 ばれる。 受賞・助成歴:2008年~2012年写真芸術ナショナルカウンシル、2010年ピルカンマーアー ツカウンシル・アートプライズ、2007年フィンランド文化財団、2006年ピルカンマーアー ツカウンシル、1998年~2000年写真芸術ナショナルカウンシル、2000年フィンランド国家 写真芸術賞。
写真集:「Camera Obscura, interior/exterior」(2002)、「Speaking light」 (2006)、「The Eyes of the Fingertips Are Opening」(1993)など。 www.marjapirila.com

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