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HAGISOが10周年を迎えるにあたり、グラフィックチームで企画構成した展示。
「誰かにとってのHAGISO」というタイトルで、来訪者からその人が持つ個人的なエピソードを集める企画をHAGISOのギャラリーにて開催しました。
10年という時間を振り返る中で、HAGISOというものがあるひとつの固定されたイメージではなく、ここに関わる人、訪れる人のそれぞれから見える無数の風景の重なりによって存在しているという気づきがありました。HAGISOというイメージが個々のエピソードによって解体されていく、そんなことを示唆するような表現にしました。
展示のはじめは、カード型の写真が壁面にピクセル図のように並べられており、HAGISOの外観を構成する一枚の風景からはじまります。
カードの裏面にエピソードが書き込めるようになっており、書いたあとはエピソード側を表にして壁に戻します。
カードには、手で風景を切り取る仕草をモチーフにしたL字型のラインがスタンプで印字されています。
会期が進むにつれ、HAGISOの外観が来訪者によるエピソードに置き換えられていき、やがてひとつのイメージは消滅していきます。
また、寄せられたエピソードをいくつかピックアップし、会期中に建物内に掲示をしました。
いつも見えている風景にエピソードが添えられることによって、もうひとつの風景が重なっていきます。
携わる人たち
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